脂肪肝 生活からくる肝臓病
NASH 非アルコール性脂肪性肝炎 生活からくる肝臓病?
アルコール性肝障害 生活習慣から来る肝臓病
どうしてもアルコールが飲みたい人は
アルコールとのつき合い方 肝臓病が無い人の場合
タバコと肝臓
食事と運動

脂肪肝 生活からくる肝臓病脂肪肝についてのスライドです。
脂肪肝についてのスライドです。

脂肪肝ってなんだろう。肝臓に脂肪がついた状態というと、なんだかわかったような気がしますが、皮下脂肪のように肝臓を取り囲むような脂肪の付き方ではありません。肝臓の細胞のなかに脂肪が蓄積して、全体に脂肪分の多くなった肝臓の状態を言います。フォアグラはガチョウやカモの脂肪肝を食べているのです。

脂肪肝は、食べすぎ、運動不足、肥満、アルコールなど体に栄養が多い状態になりやすいと言われます。その他薬の副作用などでもなることがあったり、ほかの肝臓病のなり始めだったりします。しかし、経過を見て普通の脂肪肝と診断できるものは、生活習慣病の一因となる生活習慣を持っている方に起こりやすく、食事療法や運動の改善を試みて、糖尿病や高血圧などのメタボリックシンドロームに移行しないよう努力する必要があります。

症状はほとんど無く、健診などで肝機能障害やエコー検査で指摘されることで見つかることが多いです。

健診などで脂肪肝といわれたら、まず食べすぎ、アルコールを休み、体重が減るように努力してみてください。ここで大切なのは偏った食生活はかえって脂肪がつきやすくなることがあるので要注意です。バランスよく減らすようにしてください。そして、肝機能の状態やほかの病気が隠れていないかを受診してチェックしてもらいましょう。

脂肪肝自体は肝不全になるような病態ではなく、肝癌の発生もほとんどありません。あとで出てくるナッシュといわれる脂肪肝炎はそうではないので注意が必要です。肝炎が疑われる場合は、腹腔鏡検査や肝生検が必要となる場合があります。
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NASH 非アルコール性脂肪性肝炎 生活からくる肝臓病?
最近、脂肪肝といってたものの中に、進行性の肝炎があることがわかってきました。1980年のアメリカの病理学者が命名した報告をよく引用しています。アルコールを飲まなくてもこのような肝炎が起こると言うことは原因などの病態ははっきりとしていませんが、生活改善により良くなることが報告されるなど、生活習慣病としての側面が強調されています。

非アルコール性脂肪肝炎と日本語では訳しています。メタボリックシンドロームとからめて、色々と治療法を検討してきているのが現状ですが、基本的には、糖尿病の方の運動や食事療法、薬物療法が参考になっている側面が強いです。
日本でも患者が数が増えてきていて、学会などでも取り上げられ、最近はガイドラインが作られるなど対策が強化されてきてます。
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アルコール性肝障害 生活習慣から来る肝臓病
アルコール性肝障害は、そのまま、アルコールの飲み過ぎでなる病気。しかし、日本人は、欧米とくらべて、飲む量は少ないのになるんです。アメリカではウイスキーボトル1本なんて、へでも無い人がたくさんいるのに、日本人は4人に一人は飲めない体質なんです。日本酒3合10年でなると言ってたりもしました。

アルコール性肝障害で、問題となるのは依存症となる場合、社会的にも問題となっている場合が多く、まじめな人ほどなりやすいと言われたりもします。アルコール依存症は、アル中といわれたりもしていましたが、中毒というより依存があるという意味で慢性的な病気です。自分の意思でお酒がやめられるとか、仕事ができるからということで依存症でないという診断にはならず、体をこわす状態であるのに、休むことができないということで診断がされます。専門医にかかり、少しでもあるコールから遠ざかる生活を心がけなければ、命に関わることが多い病気です。

眠れないからと、アルコールを飲むことはアルコール依存症への第一歩となることも多いため、寝る前の寝酒はやめるべきで、どうしても眠れないときは、睡眠剤を飲む方が体にはいいとも言えるのです。
アルコールを用いて寝るクセをつけていくと、最初は眠れるようでも夜中に目が覚めるようになってきます。この症状がある時は、アルコールの量を増やすことでさらに途中で目が覚めるようになり、眠れなくなっていきますので、きちんと受診して睡眠薬をもらうことをお勧めします。

たばこと同様、アルコールも体に害のある食品として認識されてきています。

写真は、アルコール性肝硬変の患者さんの腹腔鏡写真です。肝臓がでこぼこが強くなり、壊れては治りを繰り返している肝臓です。肝表面に白く見える線状の変化は線維化といって肝臓が硬くなる変化を起こしている部分です。
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どうしてもアルコールが飲みたい人は
肝臓病と言うとアルコールだろうと思われる方が多いので、ウイルス性肝炎の方は非常に肩身の狭い思いをすることが多いです。肝癌の原因のほとんど9割以上はウイルス性であり、肝癌の方にアルコールのせいだと言うのは、ほとんど間違いなので気をつけてください。

そうはいっても、アルコールが肝臓に良くないというのは、国際的には常識となっているところです。どうしても飲みたいときに守っていただきたいことがあるので、日常生活の注意点として覚えていただければと思います。

まず一つは、眠れないときに飲むことはしないこと
これは、よく寝れないからアルコールを使うというかたが多いので、大変注意が必要です。アルコールは最初の寝付くところは良くなってきますので、よく眠れるとおもうひとが多いのですが、アルコールで眠るようになると、途中で目が覚めるようになります。決して自然の眠りではありません。だんだんと量が増える原因にもなりますので、安定剤や睡眠剤の方が体に良いという場合がほとんどですので、気をつけてください。

もう一つは、2日以上は続けて飲まない日を作ると言うこと
肝臓は48時間アルコールが無い状態が作れると、回復が非常に良くなると言われています。もちろん、多量に飲んでしまっては一気に肝臓が壊れることがあり、2日で足りないことがあることは想像できると思います。逆に量が少なければ問題がありませんが、習慣として2日以上の休肝日をつくることはからだにいい習慣と言えるでしょう。
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アルコールとのつき合い方 肝臓病が無い人の場合
上手なつき合い方と書くと いろいろなつき合い方があるかもしれませんが、肝臓病がない方についてのことで、肝臓病がある人はもっと量が減ったほうがいいと言うこと、医師によって考え方は色々です。

私は、ビールであれば大ビン2本までか日本酒なら2合までか
ウイスキーならダブルで2杯まで のひと種類というのをよく使っています。
飲み始めるとこの量で済みませんというかたは、非常に危ない素質を持っていますのでアルコールから遠ざかることが必要です。

そして、休肝日(アルコールをとらない日)が次の日だからと前日にその日の分を飲む方がいたりするので気をつけてください。必ず一日の量だと、貸し借りはなしと思って気をつけてください。

これからも誘惑が多い季節、気をつけてくださいねえ。
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タバコと肝臓
タバコというと体に悪いのは知ってるんだけどという方がたくさんいます。
でも、吸ってしまう、吸いたくなってしまう。
肝臓に対してタバコは何が悪いのか、発癌物質のせいで、肝癌ができやすくなる、毒物がたくさん混じっているので肝臓の無毒化の力を借りることになって肝臓に負担がかかる。ってな感じで、悪い話をしていけばきりがないのです。

食後の一服は、肝臓にいく門脈の血流を減らしてしまい、肝臓が本来果たすべき役割を果たしづらくすることも知られています。

しかし、体に悪いと言うことを国が知っていて、タバコをたくさん売ってきた事実は、国民の健康を犠牲にして国の収入として考えてきたことといっても過言ではないので、そのために医療費が上がっていると言うことを無視して医療費を削減していく。なんとも、本末転倒です。

タバコを吸うという行為は依存症の一つで、自分の力だけで辞めると言うことはとても難しい。できる人はいますが、普通はそうそう簡単に辞められない。
少なくても、子供たちがタバコを吸いたくなくなるように教育だけはしていって欲しい。
吸い始めたら、国が責任を持って対応して欲しい、そう思う今日この頃です。
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食事と運動
食事と運動、肝臓にいいのはと聞かれると、いろんな本もありますし、いろんな先生方の話もあります。
私が思うのは、普通の生活が、十分肝臓にいいという、肝臓自体は悪いものをよくするというすごい力がありますから、体が自然と欲しているものを自分で感じるように過ごしていけるのが一番なんでしょう。
と、書いてしまうと、何も言うことが無くなってしまいますが。。。

いろんな、仕事生活のパターンがありますから、力仕事して汗かく人たちは自然と水や塩分を欲していますし、私のようにほとんど頭しか動かしていないような生活であれば、ブドウ糖などの糖分などが必要となりますし、ただ、とりすぎることが無いように、ストレスなどがそのバランスを崩してしまう、そこが、いろいろ難しいなあと感じるんですね。

素直な気持ちを維持できて、自然と体が求めるものを食べていける。これが、人の望ましい姿なんでしょうかねえ。
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